こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^
1週間前の2024年11月26日の朝日新聞に
森のようちえんの記事がありました。
専門の新聞ではなく、
一般の大手新聞会社にもとりあげられるようになった
”森のようちえん”。
保育士を始めたころは
保育士ですら知らない人が多く、
私がサークルを主宰しているころは
森のようちえんの説明からしていたことを思うと
この10年近くで急成長を遂げていますね!
とても嬉しいです^^
これからもっと
森のようちえんが選ばれると嬉しいのですが、
その分課題も見えてきています。
このブログは森のようちえん推しではあるのですが、
しっかり課題を踏まえた上で選択することが
子どもの幸せにつながると思うので、
今回は森のようちえんの課題についてお伝えしたいと思います。
森のようちえんを子どもが育つ場として
選択しようとしている方の参考になれば嬉しいです☆
森のようちえんの課題①:費用が高い
森のようちえんと一言でいっても、
その運営の仕方は様々です。
まずは王道と言われる
幼稚園や保育園が森のようちえの保育を取り入れているところ。
数は本当に限られますが、近くにあったらラッキーです。
最近では「森のようちえんスタイル」という
保育の一部に森のようちえんの保育(自然遊びを多く取り入れている)を
行っているような幼稚園や保育園もあります。
そして、この中でも認可外施設して運営しているところが多いです。
そして、森のようちえんで一番多いのが
子育てサークルや自主保育やイベント型保育です。
いろいろな種類のある森のようちえんですが、
保育施設の基準に満たないため、
国からの補助金が認可園ほどもらえず、
保護者負担の保育料がどうしても高くなってしまっています。
自治体が補助金をだすという活気的な地域もありますが、
ほとんどは運営者と保護者の努力で成り立っています。
昨今話題の”非認知能力”や
ダイバーシティやSDGsなど
現代に求められる力を
知識だけでなく肌で感じながら育つ
とても素晴らしい教育環境があるのですが、
日本での保育の歴史から見るとまだまだ若い保育スタイルで、
エビデンスなんかを求められちゃうと弱いですね。
結果がまだ出てこない状況ですからね。
ここを理解してもらうという努力がもっと必要ですね。
とは言っても、長い目で見れば、
いろんな形で保育ができて、
どんな子どもでも育つ森のようちえんは
これからどんどん広がっていくと思います。
森のようちえんの課題②:小学校に適応しにくくなる場合がある
朝日新聞の記事にもあったのですが、
森のようちえんや自由保育で過ごしてきた子どもは
規律的で自己決定のできない小学校教育になじみにくいという
結果があるそうです。
これは、保育の現場でもそう感じることがあります。
サークル出身で不登校になる子、
自由保育で自分で決めることが当たり前のように育った子どもほど
小学校への違和感があるようです。
何がダメなのかというと、
小学校の教育が昔のままで
現代の教育に合っていないことが原因で、
森のようちえんや自由保育がいけないということではないです。
不登校の問題の原因は小学校や中学校の
学校教育の方であり、
非認知能力を育てることをはじめ、
自己肯定感を育てることを大切にしている保育が
間違っているということではありません。
教職員が学んで、ブラッシュアップして、
現代に必要な教育にシフトチェンジかできている小学校では
森のようちえんの子どもたちも通えています。
ただ、小学校や中学校の教育の意識改革は非常に遅いです。
こんなに不登校の多い時代になっても、
小学校や中学校の先生は
不登校は家庭や子どものせいと思っている先生は
現場レベルではびっくりするぐらい多いです。
学ぶ時間がないというのは言い訳で、
そんな人は子どもの前に立つ資格はないですからね。
どんなに経験年数がたったって学びに終わりはないですから、
どんどんブラッシュアップしていきましょう☆
そんな状況なので、
保護者のサポートは本当に重要となっているのが、
今の現状だと思います。
それでも伝えたい、森のようちえんの良いところ
森のようちえんが広まってきて、
十数年が経ち、
課題が見えてきたというのは
日本における森のようちえんが育ってきているということだと思います。
同時に
森のようちえんの良さが
伝わってきているという風にも感じます。
自然の中で1日の大半を過ごす
森のようちえんでは
常に科学的なこと、非科学的なことと接しています。
「これは何だろう?」
「どうしたらいいんだろう?」
自ら感じて湧き上がる疑問に
とことん向き合えます。
1つとして同じものはないとうことを
肌で感じた子どもは
”みんな違ってあたりまえ”違うことで排除したりせず
違うことを楽しみます。
正解のない自然を感じながら生活するので、
自分自身を受けてもらい、
受け入れながら成長します。
もちろん、集団で過ごしてますから
人とのぶつかり合いはもちろん
共有する喜びも感じています^^
これからの時代を生きていく上で大切なことはもちろん、
どの時代を生きていく上でも大切なことを
森のようちえんでは学べると思っています。
まとめ
森のようちえんに関わって、
十数年ですが、
森のようちえんはどんどん広まって
発展しているなと思っています。
現代を生きる力を育める場所として
認められているのだと思います。
課題がわかり、
そこに関しては関わっていく大人が
アプローチできることなので、
まだまだ時間はかかりそうですが、
できることをやっていきたいと思った記事でした。
時代についていっていない学校に合わせるのが
正しいかどうかはわからないですが、
子どもが困るのであれば、
子どもにも伝えられることはあるし、
子どもが学校に通えなくなった場合に
戻ってこれるような場所というのが
作れたらいいですね。
課題がわかるということは
それに対して何かしらのアクションができるので、
どんどん課題を見つけて
森のようちえんが子どもにも保護者にも
周りの人たちにとっても
良いものになるようにしていけるよう
自分にできることをしていこうと思います^^
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