言葉の発達~言葉の成長は個性豊か~

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こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^

最近、職場の保護者から言葉の相談を受けました。

もうすぐ3歳なのに言葉が遅くて…。

お姉ちゃんは、同じ時期しっかりしゃべっていたのに…。

お友だちはもうたくさんおしゃべりしているんですが…。



保育士ならほとんどの人が受けたことがあるであろうこの相談。
それぐらい、言葉の発達は色とりどり、よりどりみどり。

「まだ3歳ですからね。もう少し様子見ていきましょうね。」

と言っても、心配な保護者の方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
保育士がどんなところを見て、このように言っているのかを今回はお伝えしようと思います。

目次

言葉の発達のポイント①音が聞こえてるかな?

まずは体の機能的な部分を見ています。

きっとこの記事を読んでいる方はもう少し大きいお子さんがのいらっしゃる方かと思うので、

「え?そこ?」

と思われるかもしれませんが、

意外に聞こえの悪いことが原因のことも少なくないです。


0歳児クラス担当の時など、

言葉の発語がはっきりしないなーと思い、

耳を見たりしたときに、

耳の穴が小さかったり。

聴力は目に見えませんからね。

小さい子どもは検査をするのも難しいので、

子どもの後ろから

小さな声で

お名前を呼んでみてください。

振り返れば聞こえているので、

聞こえているんだな~と一安心です。

言葉の発達のポイント②意味のある言葉が出てるかな?

「あー」「ぶー」「まん」などの喃語だけでなく

「まま」「ぱぱ」「ぶーぶー」「まんま」など

意味のある単語を話せているかもポイントです。

見ているポイントは、

①口を問題なく動かせているか。
②単語を理解しているか。

ということです。

①「口を問題なく動かせているか。」

口が動かせるかという機能面をみます。

これは発語のタイミングだけでなく、

口を動かす筋肉が発達しているかなどもみるので、

食事中にスプーンを口に入れた時に

自分で口を閉じて食べ物を取り入れられるかなどからも

見ることができます。


②単語を理解しているか。

単語とそのものが一致しているかを見ます。

「ぶーぶー」といって車を指せているかなどです。

これができていれば意味は理解しているので、1つや2つでもそういうものがあれば

様子を見てもいいかな、と思っています。

言葉の発達のポイント③おとなの指示が通るかな?

この記事を読んでいる方のなかには

もしかしたら、「あっ!」しか言わないというお子さんをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。

とても心配かと思います。

ただ、「あっ!」しか言わないし、指差しで何してほしいか伝えられているし…。

この状態は悩むかと思います💦

もしそういうお子さんをお持ちの方がいらっしゃったら、

大人が言う指示を理解しているかを見てみてください。

「○○ちゃん、ボールちょうだい。」や

「ちょうだい。」「どうぞ。」「ありがとう。」

などのやりとりをしながら

言っていることが理解できているかを見ます。

やりとりが十分にできていれば

様子をみていいと思います。

結論:言葉の発達は個性豊か。子どもが困っていなければ、待ってよし。

いろんな保育者が言うと思うのですが、

言葉の発達は本当に個性豊かです。

それこそ、同じように育っている子はいないと思います。

発語は口の機能や言葉の理解だけでなく、

性格や育っている環境も影響していると

経験上思います。

慎重さのあるお子さんは

しっかり話せると自信を持ってから

言葉を発する傾向がありますし、

お世話をしていくれる兄弟がいれば

しゃべらなくても不便さを感じませんから、

発語はゆっくりということもよくあります。

ついつい、発語など言葉の発達に目が行きがちですが、

言葉の遅い早いは賢いかどうかとは関係ないですからね。

ゆったり見守っていけるといいなと思います。

しゃべらなくても、困らずに生きている環境って

言わなくてもわかってくれる人がそばにいてくれるということ。

子どもにとって安心できる環境なんだと自信もって大丈夫ですよ!

言葉の発達のためにできること

それでも、自分の子どものために何かしてあげたいと思う方らいらっしゃれば…。

言葉の発達のためにできることをお伝えします^^

それは…

①絵本をたくさん読む。
②子ども向けの音楽を一緒に聴く。

何か特別なことをするわけではなく、

生活の中に絵本と音楽を取り入れてください。

もうやっている方は、そのまま続けていけば大丈夫です。

絵本はとにかくたくさん読んであげてください。

難しい絵本ばかり読んではだめですよ(笑)

絵本選びのコツは

「ちょっと難しいかな」という絵本ではなく、

「ちょっと簡単かな。」という絵本がちょうどよいと思います。

楽しむことを目的に

発語が促されたり、賢くなったり…そいういう気持ちはおまけ程度にとどめて。

親子で絵本を楽しむ豊かな時間は、

子育てが落ち着いたときに、かけがえのない時間として

保護者の心を励まし続けてくれるものになりますよ。


音楽も一緒。

子どもと一緒に聴いた音楽は、

何年たっても色あせることがなく、

楽しい思い出を引き出してくれます。

なにより、普段の生活に音楽があるというのは

それだけで、豊かな人生を送れているのではないかなと思います^^

お母さんやお父さんの好きな音楽でもいいですが、

子どもの音楽で

言葉にメロディーをつけた

言葉を感じられる音楽をお勧めします。


なんてったって、今しか聴くチャンスはありませんからね!

小学校はいると最近の曲に触れる機会の方が多いですから。

子どもの曲を聴いて歌える期間って6年間ぐらいで短いものです。

だけど、心に残るいい曲、たくさんあります♪

親子で絵本も音楽も楽しみながら、

子どもとおしゃべりする日を楽しみに待ちましょう^^

絵本を選んでくれるサブスクもありますよ☆


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