小さな声に耳を傾けることの大切さ

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こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^

子どもが成長していくと
お友だちとのトラブルはつきもので、
特に今の時期は
成長したからこそのトラブルが増える時期だと思います。

自己主張しても
まだまだ自分の気持ちを正確に伝えるのは
難しいお年頃。

大きなイベントも終わって
子ども達ものびのびしている時期だからこそ、
トラブル続出しますよね。

よく保育者や学校の先生で
「それぞれ悪いところがあった。」
という風に結論を持っていきたがる人、いますよね。

これ、本当でしょうか。

私は喧嘩両成敗で解決するのは
気をつけないといけないと思います。

また、同じように
多数決で物事を決めることへの危険を
保育士は知っておいた方がいいと思います。

今回は小さな声に耳を傾けることの大切さを
喧嘩両成敗と多数決からみていきたいと思います。

少しでも明日の保育の参考になれば嬉しいです^^

目次

喧嘩両成敗で楽していませんか?

子ども同士がけんかをしていて
特にその現場を見ていなかったとき、
それぞれの話を聞いて、
それぞれの主張を受け止めて
どうしていけば良いかを話し合う。

これは多くの保育士が
心掛けていることだと思います。

それぞれ反省するところは
きっとあるんだと思います。

その場だけを見れば
それで良いのかもしれません。

でも、これが何度も繰り返されている時や
一人が納得していない表情をしている時は
もう一度じっくり話を聞いてみてください。

喧嘩両成敗はどっちも悪いという結論になります。

本当でしょうか。

例えば、悪口を言われて、
言い返しているとしましょう。

言われているほうは
悪口を言い返したくないけれど、
自分を守るために言い返しているのだとしたら、
言い返したのだから、あなたも悪いところがあると
言うのは違うのではないでしょうか。

そもそも悪口を言われている子が
本当にその子に対して不利益なことをしているのでしょうか。

悪口を言っている子は
満たされない気持ちを持っていたとしたら、
自信を持っていたり、愛情たっぷりで育ってきたような子どもを
標的にして、悪口をいいます。

これは本当に気を付けないと
子どもとの信頼関係を壊すことになります。
そこに関わった大人が一緒に
悪口を言った子どもを追い詰めることになります。

子どもが大きくなれば大きくなるほど
本心を聞くのは
信頼関係がないと難しくなります。

サークル出身の子どもが
小学校でこのような経験をしてきました。

大切に一緒に育ってきた子どもが
深く深く傷ついて
小学校へ行けなくなる。
あんなに笑顔の素敵な子が
笑えなくなる様子というのは
心が苦しくなります。

毎日あちこちでちいさな喧嘩が絶えない毎日でも
泣いて笑える毎日を子どもが過ごせるように
サポートするのは大人の大切な仕事です。

どっちもどっちと決めつけず、
子どもの小さな声や
小さな変化に気づけるよう、
雰囲気や表情は穏やかに
心の目はしっかりと深く子どもを
見つめていきましょう。

多数決で楽していませんか?

同じように
クラスで何をするか意見を出し合っているときに
最終的に多数決で決めていませんか?

多数決は一見多くの子どもの意見を
取り入れたかのように見えますね。

でも、多数決で決めることの
メッセージってかなり強烈です。

多数決で少数派だった子どもの意見は
なにもなかったことになっていませんか。

少数派の意見は聞きかなくていい。
少数派は無視していいというメッセージを
意図せずとも伝えてしまいます。
それを当たり前のように子どもに伝えてしまっています。
そんなつもりはなくても
やっていることはそういうことです。

いつも少数派の意見の子どもは
多数決の経験が続くと
「どうせ言っても仕方ない。」
という気持ちを持ってしまいます。

多数決で決めないと
どうしても時間がかかってしまうので、
時間が足りないと考えがちですが、
ここは時間をとるところなので、
時間を作るように保育を組み立てましょう。

サークルタイムを取り入れて
子どもが自分の意見を伝える機会を作っている園は
増えてきています。
少数派の意見もきちんと聞くことで
子どもに一人一人違って当たり前、
無視していい存在なんてないということを
大人の姿を見て子どもは学んでいくということを
忘れないでいきたいですね。

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まとめ

日頃、なんとなく
その場のおさまりがいいからと
取り入れられがちな
喧嘩両成敗と多数決ですが、
それによって
嫌な思いをする子どもがいるということに
鈍感でいてはいけないと思います。

意見を聞いてもらいながら育った子どもは
自分の意見を言うことが楽しくなるし、
自分を大切にしてもらえているということを感じられます。

大切にされていることを感じて育った子どもは
小学校へ行ったときに
担任の先生の子ども理解が不十分で
不登校になったとしても
自分で自分の道を選択して
小学校へ戻って行ったり、
フリースクールで自分の居場所を見つけたり
時間はかかっても
自分の足で自分の道を歩き始めます。

保育士や幼稚園教諭は
そのエネルギーの元になる部分を
育てる専門家です。
小さな声をしっかり聴いて
プライドを持って保育の仕事を
明日も頑張りましょう^^

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