こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^
さてさて、夏休みももう終わりですね。
だんだん気持ちが重くなってくるお子さんもいることでしょう。
森のようちえんのサークルの卒業生も不登校の子がいて、
お母さんたちも悩んでいるので、
少しそのことを書いてみたいと思います。
子どもが学校へ行きたくないと言ったら
「学校へ行きたくない。」
これは、特別な気持ちでもない、自然に湧き上がる気持ちなのではないかと思います。
もちろん楽しいこともあるけれど、
基本的に集団で生活するということは、
我慢を強いられたり
嫌なことを言われたり
好きでもないこと関わることになってしまったり。
負の感情を感じる場面が多いと思います。
これは、学校だけではなく保育所も幼稚園も同じですね。
一人でいれば経験しなかったことが経験できるというのは
良いことも悪いこともです。
だから「学校(保育園、幼稚園)へ行きたくない」と子どもに言われたら、
「そうだよね。」で大丈夫。
共感するだけで気持ちが落ち着く子もいます。
子どもは”今”を生きているので、
「学校行きたくない。」
と言ったら、明日とか明後日とかではなく
”今日”お休みしましょう。
本当に学校へ行かなくなった時
本当に行かない子は
「行かない。」のではなく「行けない。」
もし、お子さんの通っている学校が
不登校への理解を深めている学校であれば
状況を伝えたら、家に先生が会いにくると思います。
「待ってます。」と言って、全く登校刺激をしない学校であれば
不登校への理解が浅いと思います。
先生と保護者が対話をして、不登校への学校の理解度を図りましょう。
子どもの主張を子どもの主張だからと流さず
一人の人間として保護者も受け止めることが大切かなと思います。
学校とは連絡をとりつつ、子どもを休ませつつ、子どもの居場所を探す
不登校への理解のある学校へ通っている場合、
学校が動いて何とかしてくれようとするので、
学校の先生と協力して子どもの成長を見守りましょう。
問題は、不登校への理解が浅い学校へ通っている場合。
本当に学校の先生に対して不信感しかなくなってしまうと思うのですが、
先生がだめなら、おそらく管理職もだめですね。
(世間一般で評価されるのと同じです。)
その場合、スクールカウンセラー(SC)やスクールソーシャルワーカー(SSW)に
相談してみてください。
学校ではなく、都道府県や市町村の教育委員会に属する教育相談へつなげてくれるかもしれません。
学校に行けるようになったときに、様子を見てくれたり、
学校とは連携しつつも、学校とは一歩距離をとってくれているので、
また違う角度から子どもを見てくれています。
一番大事なのは、家庭を居心地のいい場所にすること
学校へ行きたくないという子どもに
親がしてあげられることで
一番最初にすることは
子どもが家でくつろげるようにする
ことです。
子どもが学校へ行かなくなると
「このままで、大丈夫かな。」
「将来、どうなっちゃうんだろう。」
「このまま引きこもってしまうんじゃないか。」
などなど、
それはそれはあふれるように心配と不安な気持ちが
保護者にも湧き上がってくるかと思います。
なんとか学校へ行ってほしいというのは
自分たちが育ってきた環境を考えると、
自然なことだと思います。
今の親世代もそうですが、親の親世代も学校へ行くのが当たり前。
そんな世界で育ってきていますからね。
でも、今はその一本道の学校教育ってちょっと違うよねという
流れになっています。
幼児教育も集団保育ではなく、個々に応じた援助をするという
流れになっています。
「学校へ行きたくない」と言えるお子さん、
自分で感じて、考えて、主張ができて
立派に育っているじゃないですか。
だったら、ちゃんと教育について考えている
私立の学校や、その他の子どもの居場所へつなげられるよう、
まずは休ませてあげましょう。
家庭でゆっくり休めた子どもは
しっかり自分の足で自分の道を決められますよ。
もともと、力のある子どもですから。
保護者も自分たちのせいなんじゃないかとか、
責めないでください。
素敵なお子さんに育っていますよ。
ゆっくりゆっくり育った子は
しっかり根を張って
力をためて
のびのび育っていくと
たくさんの子どもを見てきて思います。
子どもが力をためる時期と思って
過ごしやすい雰囲気を作ってあげてくださいね。
まとめ
「学校へ行きたくない。」
親としては衝撃の一言ですよね。
何があったのかな。どうして、うちの子が…。
いろんな思いをするかと思います。
だけど、今はそんな風に思わなくて大丈夫です。
学校以外の子どもの居場所は増えてきています。
学校へ行かなくてもできる仕事も増えています。
自分たちの時代とは変わってきています。
学校へ行かないといった子どもは
弱いのではなく
自分で感じて主張できる強さを持っています。
ただ、
先生と合わなかったり、いじめられていたり、
何か学校へ違和感を感じていたり
心が疲れている状態です。
まずはおうちでゆっくりお休みさせてあげましょう。
大丈夫。
みんなが当たり前と思って通っている学校。
つまらない、行きたくないと思っている子って多いと思います。
それを伝えてくれた我が子。
しっかり育っていますよ。
ちゃんと自分で答えも見つけられると思います。
子どもの力を信じて、今は待つ時。
”待つ”が一番大変で難しいことなんだけどね。
だけど大人が”待つ”ことは、子どもが育つこと。
上手にはかけないのですが、
子どもが不登校になったお子さんの
保護者の方が少しでも
ほっとできる文章になっていたら嬉しいです。
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