叩く子どもにしてあげられること

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こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^

保育園や幼稚園でよくあるトラブルで
お友だちをたたいてしまうということがあります。

今は保護者間のトラブルを避けたり、ケガを避ける傾向が強いので
保育園や幼稚園でも手が出る前にケンカを止めることが多いので、
叩いたり、叩かれたりする経験は
保護者の皆さんが子どもだった時より
経験していない子どもが多いと思います。

なので、叩いてしまう子がより目立つ環境になっているなーと
感じる日々です。

言葉の発達がまだまだ途中の子どもにとって
叩いて気持ちを表現するのは
大人が思っている叩くとは意味が異なります。

「叩いちゃだめよ!」という前に
大人が子どもにしてあげられること。

私も子どもが叩いたりしたと聞いて
悩んだりしたのですが、
夫は意外と「そんなもんだよ。」とあっけらかんとしていて、
夫のそんな姿に救われた日々を思い出しながら、
少しでも参考になればと思います^^

目次

1、気持ちを受け止める

子どもがお友だちをたたくとき。
ほとんどの場合が理由があります。
「嫌なことを言われた。」
「嫌な態度をとられた。」
という負の感情からくるもの。
「(お友だちに)会えてうれしい!」
「楽しくて叩いちゃった!」
など、プラスの感情でも嬉しすぎて叩いちゃうこともあります。

どちらにせよ、感情を叩くことによって表現しています。

そして、それは前後の流れをみていればわかります。

なので、大人は子どもの様子を観察しておくことが大切です。
そして、叩いたときは
まず、子どもの感情を受け止める。

「嫌だったね。」
「嬉しいね。」

と、まずは気持ちをそのまま受け止めてあげるのがいいと思います。
(なるべく短い言葉で受け止めてあげるといいと思います。)

2、気持ちを言葉で表現す

気持ちを受け止めてあげると、
特に負の感情でたたいた時は子どもが少しほっとするでしょう。

そこで、丁寧に感情を言葉で表現してあげます。
「○○されたのが悲しかったのかな?」
「○○ちゃんに会えてうれしいね。」
など、短めの文章で、イエスノーで答えられるように聞いてあげると、
感情が高ぶっているときは答えやすいと思います。

「それは嫌だったね。」
など、共感の気持ちを伝えてあげると
さらに子どもは安心すると思います。

大切なのは、子どもが自分んの感情を知って、
言葉で表現できるようになること。

これは、この先のコミュニケーションの力につながるので、
丁寧にかかわってあげられるといいと思います。

3、相手の気持ちを伝える

相手の気持ちを伝えるのは
まず、叩いてしまった子どもの気持ちの整理ができてからです。

落ち着いてきたら、
「でも、叩いてしまったら、○○くん痛いと思うよ。」
「○○ちゃんはこんな気持ちだったんだって。」
と、相手の子どもの気持ちを伝えてあげてください。

大人もそうだと思うのですが、
感情が落ち着いていない人にいくら正論を伝えても
意味がないです。

「叩くのではなく、言葉で伝えること。」を伝えたいので、
まずは叩いた子どもの気持ちが落ち着くのを待ちましょう。

ゆっくり時間をかけて待ってあげられるといいですね。
(現実は難しいですけどね…。心掛けることが大切です☆)

4、言葉でどう伝えたらいいかを伝える

叩いてしまったことはもう後でどうこう言っても仕方ないので、
前を向きましょう。
次の時に言葉で伝えられることを目指して☆

小さければ小さいほどなるべくシンプルな言葉で伝えられるといいです。
長い言葉って、小学生でも言えないもんです。
それぐらい、理性より感情が勝つ時期です。

負の感情であれば「いや!」「やめて!」。
プラスの感情であれば「好き!」「やったー!」など。

それでもなかなかな言えない子って
沢山います。

すぐに結果がでるなんて思ってはダメです。

ゆっくり時間をかけて、
中学生になる前にはできるようになるといいなー
ぐらいの気持ちで。

5、痛みを知ることも必要

保育園や幼稚園では
自分たちの子どもの頃より
けんかをする機会が減っています。

なんでも保育者が介入してしまう園、
意外に多いです。

逆の立場で考えると
毎日毎日、我が子が叩かれる経験をしている。
そうすると園に何とかしてくれ、という気持ちになりますよね。
(そんなに毎日叩かれるなら、うちの子なんかしてるんだろうな。
 と、思わない親もいます。)

それが1回で許せない人、100回でも許せる人。
保護者によってそれぞれです。
そして、園も保護者が県や市や区に直接クレームがいくことを
避けたいと思います。

その結果、叩く前に子どもを止めるというように
保育者に指導が行きます。

でも、これって本当に子どものためなのかな、と。

叩いたり叩かれたりって
子どものレベルのうちに経験して
痛みを知るということって
私は大切だと思います。
大人になって知るのは遅すぎです。

6、まとめ

叩いた子は叩かれます。
そこで痛みを知ることも経験です。

叩かれた子は痛みを知って、
もしかしたら叩くことを覚えるかもしれません。
そして、誰かを叩いたときに、
そこでまた考えると思います。

小学生ぐらいまでの叩くという行為は
感情を相手に訴えるという手段の1つになっていると思います。

だけど、叩いても相手に伝わらないという虚しさも
ちゃんと学んでいきます。

大切なのは周りの大人が状況を見て、
子どもの叩くことで表現した感情に
名前をつけて、言葉で伝えることを
伝えていくことだと思います。


いつか辞めるだろうと
大人がゆったり構えられる世の中になると
いいですね!

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