こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^
最近、不登校の話題に触れることが多いので、
そこで感じたことを今日は書きたいと思います。
ここでも思うことは一緒で、
子育てをなんでも家庭のせいにするのは違うよねってことでした。
お子さんが不登校で苦しい気持ちになっている保護者の方に
届くといいなと思っています。
不登校なりやすい家庭(親)なんてない
「不登校」をネットで検索すると、
「不登校になりやすい家庭」「不登校 原因 親」
みたいな言葉があがってきますね。
きっとこれは保護者が
自分に原因があるなら…と思って検索しているのが
ほとんどなんじゃないかと思っています。
実際、不登校を売りにしている企業は
「無関心」「過干渉」「共働き」など、
子育て中の親ならほとんどの人が聞くとヒヤッとする言葉を
並べて記事を書いているなと感じました。
子どもを相手にしてあげられないとき、ついつい口うるさくしちゃうときなんて
誰にでもありますからね!
それは不登校の原因にはならないでしょう。
親のせいにしている記事を書くようなところは
相手にするのをやめましょう。
家庭のせいで不登校なんてありえない。
こういうブログを読む保護者の方は
責任もって子育てしているから
自分のせいかもって思ってしまうかもしれないですが、
子どもが「おうちにいる!」という選択をしているのです。
その選択肢を作れたということは、
大切な環境を作れているということです。
ちゃんと子どものこと、助けてあげられていますよ。
自信もって居心地のいい環境を作ってあげてくださいね^^
不登校の原因が学校にないわけない
子どもが「学校へ行きたくない。」と言ってるのだから。
不登校の原因は間違いなく学校にあります。
他の子が通えてるから学校に原因はないなんて考えている先生に出会ったら、
その先生には保育園や幼稚園からやり直してもらいましょう。
根っこからの育て直しが必要です。
少なくとも、主体性を大切にしている現代の教育について、
学びなおしが必要な学校(先生)なのかなとは思います。
保育園や幼稚園で「主体性とは」と日々考え、
職員会議で議論して、時には涙を流しながら自分を見つめ返している
保育者、幼稚園の先生たちが育てて次の社会へと送り出した子どもです。
不登校になったと話を聞けば、学校への不信感もつのります。
心が苦しくなった時は
通っていた保育園や幼稚園に気持ちを吐き出しに行っても
いいかもしれません。
(通っていた保育園や幼稚園にもよりますが…、主体性を大事にしている保育園・幼稚園の先生は
気持ちをわかってくれると思いますよ^^)
シンプルに、文科省から出ている不登校の原因のアンケートにも
学校へ行けなくなった原因が
「いじめ」「友達関係」「先生」で7割以上ですからね。
学校へ行けない原因は学校にあるんですよ。
だから学校との話し合いが必要になってくるのです。
どんな学校にもわかってくれる先生は2~3名いると思います。
その先生を探しましょう。
そのために、担任にこだわらず、いろんな先生を巻き込んで話をしてください。
不登校にさせてしまったと責任を感じて行動する担任の先生ならいいのですが、
電話で事務的な連絡ばかりの先生など安全圏に自分を置こうとする先生であれば
他の先生の方が確実に話は進みます。
学年主任、専任の先生、副校長、校長、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーなど
会って話をしてみてください。
誰かが責任もって対応してくれます。
これでしてくれなかったら教育委員会ですね。。
でも、まずは学校へ行けない原因は学校になるので、
学校と話し合いをしていくのがいいかなと思います。
どんな子も不登校になるときはなる
発達障がいやHSCといわれる子どもは不登校になりやすいと言われています。
確かにそうだろうな、と思います。
それは、その子がだめなのではなく
社会が多様性をまだまだ認めてないから。
学校が世の中の流れに追いついていないからです。
主体性を育ててきた子どもが
引き続き主体性を育てられるカリキュラムになっているのかは
公立の学校についてはちょっと議論の余地あると思います。
そもそも、どんな子でも学校へ行けないのなら、
公立の学校としての存在意義ってなんですかね。
子どもの「なんで学校へ行かないといけないの?」という問いに
答えられない場所になってすよね。
勉強は塾やネットですればいいし、人間関係は学校でなくても学べます。
特にいじめで悩んでいる子どもにとって
「人間関係を学びに行くところよ。」なんてことは
言ってはいけないことですよね。
親の世代までは高学歴になって大手企業に就職して定年まで働くという
前提があったから、学校へ行かないとなーってなりましたけど、
終身雇用崩壊してますからね。
公立の学校は何を目指して教育しているのでしょうか…。
ダブルスタンダードになってない?
いつだって社会は不安定。
そして、現代は学校も不安定。
先生も不安定。
これではどんな子どもも安心して学校へ通えなくて当たり前。
先生だって通えなくなる人がいるくらいの学校。
どんな先生だって通えない学校は、子どもは通えなくなっちゃいます。
いろんな子どもがいて当たり前。
いろんな先生がいて当たり前。
そういう学校になれば、どんな子どもでも通えるのにね。
そのためには
「子どもが熱出したので帰りまーす!」→OK^^
「明日はライブに行くので半休取ります!」→OK^^
って、保護者がならないとね。
学校にいろいろ求める保護者もいるからね。
先生たちに余裕をあげることが
誰でも通える学校の近道なのかなって思います。
子どもが学校へ通えない原因は学校。
でもそんな安心して通えない学校にしてしまっているのは、
先生にあれこれ求める社会や保護者が原因の1つに
なっていないかを考えてみてもいいかもしれません。
先生に少しの余裕ができるだけで
子どもにとって通いやすい学校になると思います。
そんな社会と学校だから家庭が大事
社会だけでなく学校も不安定な現代。
だから、家庭が大事だと思います。
家庭で安心して学校へのエネルギーをためる。
これができれば子どもはちゃんと社会で生活しようと
思い始めます。
時間がかかっても、いつかは社会に出ていくと信じて
待つしか親のできることってないです。
一人の力では社会は変えられないし、
学校も変えられない。
変えられるのは自分自身。
でも、自分が変われば家庭がよくなると思えば
今よりちょっと明るい気持ちになりませんか?
そのためには
保護者が穏やかな気持ちでいることが大切だと考えます。
自分と家族が穏やかな気持ちでいるために
自分のことをまず大事にしてください。
子どもがゲームばかりしているのであれば、
保護者も自分の好きなことをして、
自分の心を穏やかにする時間を作ってください。
まずは何より、居心地のいい家庭です。
まずは自分自身を満たしてあげることが大切。
ただでさえ、子どもの不登校は心がざわざわしますからね。
保護者が穏やかに過ごしていたら、家庭の雰囲気って
居心地がよくなります。
それぐらいしかできないし、
それができれば十分です。
あとは待つだけ。
自分を責めずに、今はゆっくり過ごすことを大切にしてくださいね!
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