「不適切な保育」をする保育園の見分け方

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こんにちは!
自然遊び好き保育士のハトです^^

10月の保育所の申請に向けて保育園選びをするご家庭も
いらっしゃるかと思います。

大切な我が子をニュースで話題になるような保育園には入れたくないですよね。

だけど、1時間程度の見学で見分けるのは

とっても難しいと思います。

保育士も就職先を見つけるときに苦戦しますからね…。

私も不適切な保育をしている保育所で働いたことがあり、

それはそれは苦しい思いをしました。

今回はそんな経験の中から

「不適切な保育」をする保育園の見分け方をお伝えしたいと思います。

目次

「不適切な保育」とは

「不適切な保育」とはどのような保育を指すかを確認したいと思います。

① 子ども一人一人の人格を尊重しない関わり
② 物事を強要するような関わり・脅迫的な言葉がけ
③ 罰を与える・乱暴な関わり
④ 子ども一人一人の育ちや家庭環境への配慮に欠ける関わり
⑤ 差別的な関わり
(参照:子ども家庭庁 保育所等における虐待等の防止及び発生時の対応等に関するガイドラインより)

具体的には…

①子どもをからかうようなかかわり方、子どもを無視する、子どものことを「これ」と言ったりする
②無理やり座らせる、「○○しないと、△△できないよ。」という言葉がけなど
③叩く、蹴る(机や椅子を蹴る)、話を聞かないからと保育室から出す行為など
④発達のゆっくりな子どもに対して「まだできないの?」などの言葉がけなど
⑤「男の子なのにスカートはくの?」という言葉がけや特定の子をかわいがる行為など

というようなことが
「不適切な保育」をしている保育園ではいろんなクラスで出てきてしまっています。

「不適切な保育」をするのは一人の保育士ということは
ほとんどないです。
園全体で「不適切な保育」を行っています。
「そんな保育いやだな。」と思っても言い出せなかったり、
自浄作用が働いていないのです。

私が働いていた保育園では
「そういう保育はどうなの?」という意見を言う先生が
1つのクラスに集められて、園長、主任、他のクラスの先生が
そのクラスを会議で攻撃するという感じでしたが、
一緒に異論を唱えた先生がベテラン勢が多かったので、
染まらずにすんだと思っています。

保育園見学のチェックポイント

「不適切な保育園」ではないかを見学の時に見るポイントをまとめます。

①園全体の雰囲気が冷たい感じがする

保育園も第一印象ってとっても大事です。
そして、その印象を受け取る”勘”って
だいたいあっていると思って大丈夫です。

園庭や玄関で冷たい雰囲気がする保育園は
気を付けた方がいいです。

私が勤務していた「不適切な保育」が行われている保育園は
殺風景でした。
きちんとしすぎている感じです。

子どもの好きなものが玄関に置いていなかったり、
園のこだわりって玄関に現れたりしています。

勘がするどくなるよう
保育園見学の前日は早く寝ましょう。

②大人の声が目立つ

大人が子どもへの指示の声が目立ったり、
注意する声がけが多い園は要注意です。

子育て全体として
子どもの主体性を重視されている現在、
子どもへの指示が多いというのは
情報のアップデートがされていないです。

今は子どもがやりたいことを選択して夢中で遊べる環境を
配慮するよう、保育者の勉強会でも言われています。
自ら学ぶ姿勢の保育者の多い保育園では
指示は極力減っています。

指示や注意が多い保育園は
指示通りにできない子どもに対して
保育者がイライラしてしまうので、
不適切な保育になりやすくなってしまいます。

③保育者の子どもに対する言葉がけ

保育者の言葉がけもよく聞いてくださいね!
見学者がいるときはいつもより丁寧になっていると思ってください。

子どもが遊んでいるときに、「○○して。」などの指示語で子どもの遊びを止めていないか。
「やだー。」などの否定語が多くないか。
子どもが話しかけていることにきちんと反応しているか。

ここはしっかりチェックしてください^^

④保育者同士の会話

保育者同士の会話も職員間の人間関係の良好さが表れます。
一緒に仕事をしていくうえで、
特に保育はチームプレーです。
ここもしっかりチェックしましょう。

特にベテラン(と思われる)保育者の若い保育者への話し方は要チェックですよ!

なぜなら、若い保育者が育たない保育園は子どもは育ちにくいです。
子どもが育ちにく環境というのは不適切な保育が行われている可能性が高まります。
ご自身の社会人1,2年目のころを思い出してもらえるとわかるんじゃないかな、と思います。

⑤集団から外れている子への対応

様々な理由で集団から外れている子どもは必ずいます。
特に小さいクラスになればなるほど、です。

そこで保育者が無理やり子どもを集団に入れようとするのか。
しばらくそっと見守るのか。

子どもを尊重しているかどうかが顕著に出てくるところだと思います。

保育園は集団生活なので、どうしても集団で動かないといけないという場面は出てきます。
そして、そこになじめないという子どもが出てくるのも日常です。
集団で動けないときがあってあたりまえ。
そんな風にどーんと保育者が構えているのか、
集団で動いてほしいという保育者の気持ちを優先しているのか。
しっかり見てくださいね!

まとめ

多くの子どもにとって初めての社会となる保育園。
社会のはじめの一歩となる場所ですから、
「不適切な保育」をしている保育園には入ってほしくないと思うのは自然なこと。
残念ながら「不適切な保育」をしている保育園って少なくはないという印象です。

保育園見学の前日はしっかり寝て、五感をフル活用できるよう準備して、
保育園見学へ臨みましょう。

素敵な保育園に巡り合えますように☆

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